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カリフォルニエのLenfilmのレビュー・感想・評価

カリフォルニエ(2021年製作の映画)
1.8
スクエアななんちゃってスタンダードフィーマットで描かれるのは、これまたなんちゃってドキュメンタリー(脚本に基づき撮影されたフィクションなんだと)。 
別の本当のドキュメンタリー作品撮影中にいた9歳の少女に触発されて本作品が撮られたんだとか。 アバンタイトル数分間が多分その時の映像なんだろう。 ボクシングが楽しくて、理想のお姉さんボクサーに憧れて、手が掛かるとぼやくも可愛くてしょうがない会長さんに愛されて…本当に数分間の映像だけどジャミラの虜になるわなぁ。 

ドキュメンタリー畑の監督さん(2人)の初フィクション作品という事なんだけど良く言えば抑制が効いてる、悪く言えばなーーにも起きない。 
ボクシングで成功するのでもなく、ちょっと悪い事するもの大事件にゃならん。モロッコ戻る戻らない、母親や姉との対立も、雇い主や気になる彼とも特に何も起こらない。 まぁそうだよな、人生って映画みたいな出来事ってそんな起こるもんじゃないよね。 本作見てるうちに人生って小さな出来事が流れてるだけだよな〜ぁ なんて思わせる。 
作品は美容院資金作る為にどっかに出稼ぎで終わる。 彼女の事だから途中で投げ出しちゃうかもしれないけど強かに生きてゆくんだろうな〜ぁ、お金貯まると良いな…
フィクションだと忘れてそんな事思っちゃいました。


でも…
時間ダブりの「時代革命」を見るべきだったと後悔。
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