【古きよき時代のミュージカル】
1942年のモノクロ映画。
都会のショウ・ビジネスで活躍する歌手ビング・クロスビーとダンサーのフレッド・アステア。一人の女優をめぐって恋の駆け引きを展開するが、敗北したクロスビーは田舎に引っ越してそこでホテル業を営みながら新しい形のショウ・ビジネスを考えようとする。彼には新しい恋人ができるが、しかし女優に裏切られたアステアがまたしても乗り込んできて・・・
筋書きはご都合主義的でいい加減だけれど、クロスビーの歌とアステアのタップダンスがそれを十二分に補っている。昔のミュージカルって、良かったなあとしみじみ思える映画。
ここでクロスビーの歌う「ホワイト・クリスマス」が特に有名で、現在でもクリスマスソングのスタンダードナンバーになっている。
最近のハリウッドのミュージカルで、後世に残る歌がどれだけ入っているかを考えると、ちょっと複雑な気分にもなる。