ショパンのスケルツォを、こんな風に使うことができるのか、というのがまず驚き。
また、ハンディカメラでしか撮れない映画、というところ、その必然性も、グッとくるポイントだったように思う。
冒頭、どことなくATG味を感じた。
記憶と愛についての映画。
このテーマ、認知症の夫婦で描いたりすると、かなりアクチュアルでリアリティのある作品として話題にもなる気がするけど、そんな社会派映画に流れることなく、あくまでも青春映画なのがいいんだよなぁ、と、強く思う。(まぁ、社会派の映画にも嫌いじゃないのはあるけど)
女の子のとても不思議な魅力を、ホームビデオ感のある映像が引き立てていたのもよかった。
ところで最後、あれは笑っていいとこなのか?