フラン

母の聖戦/市民のフランのレビュー・感想・評価

母の聖戦/市民(2021年製作の映画)
4.0
クレイジージャーニー丸山ゴンザレスを見てるならこっちも見てほしい!

メキシコの日常はカルテル無しには語れない。それぐらい人々の中に巣食っている恐怖。本作品では存在は明らかにされないが犯罪をする全員がカルテルの組織かもしれないので犯罪に巻き込まれてしまったら最後泣き寝入りするしかないのがメキシコという国なのだろうか。

不良少年が母親の当然表れて誘拐と身代金の要求をする。
犯人の要求金額は15万ペソ。1ペソ6円だから約100万円。メキシコの平均年収は約180万円だけども明らかに母親の家庭は100万もないだろうし貯金も無い。仕事の描写も全くなくどうやって稼いでるのか分からないレベルだ(父親から養育費はもらっている)
そんなレベルの家庭にさえも誘拐をしかけてくるのが恐ろしい所だ。むしろ弱い者いじめをするのが正当化されているような国である。



タイトルの聖戦は大袈裟すぎるように思える。
リベンジ映画だと思って見られた方は少し残念に感じてしまうだろう
フラン

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