赴任した地で通された広い家。海の近くで、お手伝いさんもいる。トイレは離れている。
ピアノでもオーケストラでもない、みんなは好まない独特なこの土地の音楽を聴いた瞬間に魅せられ、さらに毎朝トイレ掃除に赤…
今年のTIFFで観た3本の中で一番印象に残った。
芸術家を芸術から切り離せるか、という問題を直接考えさせられる映画。
(ネルーダの詩は前に少し読んだことはあったけど、本人のことはそんなに知らなかった…
TIFF2021 コンペ4本目
監督はチリの英雄的詩人パブロ・ネルーダがセイロンで不可触民の女性に対して行った蛮行を、ごくカジュアルに手記に残していた事実に衝撃を受けて映画化を決めたそう。
その後…
詩人のパブロが植民地であるスリランカにいた時の話。
サッカリと呼ばれ、差別される人たちにも自分から接していくパブロに肯定的な部分もあったもののかなり胸糞シーンもある。
描き方は丁寧だと思う。
…
主人公がビルマからやってきた元恋人に対して籠城する辺りはかなり退屈。一方でサッキリと呼ばれる不可触民の女性に女神像を勝手に重ね合わせてレイプする下りは幾通りかの解釈が可能と思うが、ともかく手に汗握る…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
国民的詩人を主体に、あえてこんな一面を見せるところで果たして何を伝えようとしたのか、
レイプのようなシーンで外国の方(現地の方なのか)が退場していたが、確かにそれほど苦痛を感じるものがあった、そのシ…
スリランカ・セイロンへ、チリ参事官として赴任したパブロ・ネルーダ25歳児の倒錯と狂奔の黒歴史。
便所掃除の娘が不可触民と聞き、エリアーデ『マイトレイ』もビックリのエキゾチシズム情欲大爆発でがっつく…
©Asoka Handagama