やち

珈琲時光のやちのネタバレレビュー・内容・結末

珈琲時光(2003年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

「珈琲時光」日本,2004
監督:ホウシャオシェン
小津安二郎生誕100周年企画
「東京物語」オマージュ

・うーーーん??何がしたいかさっぱりわからない、駄作だと思った
東京物語の何をオマージュとしているのか、全く伝わらなかった、電車映画
・「変化する家族の形」が東京物語の主題だと思うんだけど、妊娠しましたという機転からの人の描き方がめちゃくちゃつまらなかった、何も言えない父、不安げな母ばかりで、その先の衝突と葛藤に核心があるのでは?と思った、ただただ微動する俯瞰ショットとパンショットで、何を考えてるか分からない娘に悩む老婦人を見させられた気分
・一青窈がどういう人間か分からない
電車、徒歩での移動シーンがあるけど何の意図があるんだろう、最後まで終始ただ東京の風景画って感じだった
店とか本に興味あるようだったけど、それが記号として物語にどう機能してるのかもよくわからない 中盤、浅野忠信と探索する場面になるけど、観客として彼らの動機に共感できないから、何やってんだろ?っていう気持ちだった
・浅野忠信はマイク持って電車乗ってるの、変な奴すぎて面白かった
京浜線(かな?)で君の名はみたいになるシーンあった
一青窈にとっては、名前のない関係で、心の支えになっているんだろうね
でも何だろう、足りない感じするな
ただの良いやつって感じ
一青窈が「妊娠してるから気持ち悪い」
「え?妊娠してんの?」って横断歩道で唐突に言ったシーンは面白かった
どこで言うてんねんすぎる
・里帰りのカットよかった
窓に映る反射で車の動きを捉えて、奥行きを使って人物を捉えるのはめちゃ好きだった
小津オマージュが垣間見えた

・うん、電車映画すぎる
あんまり好きじゃなかった
やち

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