諒将

ヒューマニティ通り8番地の諒将のレビュー・感想・評価

ヒューマニティ通り8番地(2021年製作の映画)
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1995年のストでフランス全土の公共交通機関が止まった時(日本じゃ想像できない!)普段は互いに冷ややかなパリの人々がヒッチハイクに応じたらしい。
これを知った時、閉鎖性の高い都会で、イレギュラーな日常が訪れた時にみられる一時的な人間関係の変化の美しさを見た気がした。

この映画で登場するアパートでもコロナ禍が引き金となって、今まで澱んでいた周りに住む人間に対する感情が溢れていく。
でも真面目って感じでは全然なくて、ほどよく崩してるコメディだった。
コロナあるあるも、住宅事情も日本と違うから、別の世界として観られた。
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