ちりぽり

ドーナツもりのちりぽりのレビュー・感想・評価

ドーナツもり(2022年製作の映画)
3.1
44分の短編のなかで、『かもめ食堂』や『めがね』に似た坦々とした日常のなかにある大切にしたいものを描いています。

中澤梓佐という役者の存在感が、この作品のなかでかなり大きなウエイトを占めています。
多分それは狙ったもので、他の配役は彼女を引き立てるのに成功していました。

それは『かもめ食堂』などの小林聡美に似ていて、彼女の容姿や演技力以上に、彼女自身の人柄がにじみ出ているような作品でした。


私はそもそも、なんてことないような日常にいとおしむように光を当てた作品が好きなので、この監督と役者のコンビでもっと観たいです。
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