長男を(多分)国外に脱出させるために、家族が国境付近まで送って行く映画。
コミカルでみやすかった!
イラン映画は結構好きなので、よく見るけれど、笑えるシーンもありでこんなイラン映画もあるのかと目から鱗。
観客だけでなく、同行する弟にも脱出理由など深いことを特に何も言わず、映画が進行していく。ほんと、行き先を知らない笑
弟がとんでもないほど騒がしくて、キュートで面白く、密入国という重くなるテーマなのにそこまで重くならなかったのはすごい。コミカルな中にも社会的な問題を内包していた。お兄ちゃんどうなったのかな…。
初めは弟が喋りまくるなぁと思っていたけど、シリアスになるにつれて弟にすごく救われた。ほんとかわいい。
父親と母親、兄も面白かった。
日本語訳がいい。
パナヒ監督の息子さんの映画。また次作を楽しみにしてる!