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雨に叫べばのmiporingoのレビュー・感想・評価

雨に叫べば(2021年製作の映画)
3.3
わたしは楽しめた。エロはあるけどグロはないです。
『蒲田行進曲』の暴力的なところだけがいまひとつ好きではないので、そういう点で言えばこちらの方がいい。
映倫の根拠のない規制や業界における女性差別を描いているところは、ストレートであまりひねりは無いけど思いが伝わってくる。
ほんと、ばかばかしい悪しき慣習だと思う。
わたしがいちばんよかったと思うのは「大事なものを捨ててでも守りたい愛がある」というテーマで映画を撮ることで、主人公の女流監督が、幼い時に自分を捨てて男とどこかへ行ってしまった母親を許しているという事実。自己肯定のために彼女には必要な映画だったんだと思う。
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