嫁に対して孫を催促&息子の単身赴任先についていかないことを姑がネチネチ言うのはあるあるだろうけど、嫁が韓国人であり、姑がリベラルさが売りのはずだった元教師であるところに最初のおかしみがある。そこにコロナによって変化した夫婦の床事情や浮気相手の存在、嫁のエロさに翻弄される舅などなど…山内監督らしいシュールさが醸し出す笑いは健在だし、ところどころで「オッ」と期待を煽られる。でも詰め込み過ぎ感は否めない。
子どもを持つというテーマのトリッキーな絡み方はあまり好みではないし、ダラダラ続く長尺に「テラスにて」のキレの良さはなく、すっかり疲れてしまった。
あっぱれな脱ぎっぷりを見せる鄭亜美さんの体と声がとにかくエロい。ていうかやっぱりこれR18なのね。フィルメックスの公式のどこにもそんなこと書いてなかった気がするけど大丈夫かしら。
監督や岩谷さん（体が大きくなってたのは役作り？）はともかく、これを鄭亜美さんと一緒に観るというのが結構気まずかった。
