はい、ついにホン・サンス監督です♪
wowowで何気なく観た『逃げた女』が妙に引っかかったので、近所のミニシアターで公開中だったこの映画を。自身初めて劇場で観るホン・サンス監督作品。
まず上映時間が90分以下なのが好感が持てる。アート・ハウス系で100分超えは正直キツいから。これ役者のギャラを除いたら制作費って100万円もかかってないんじゃない？ よくこんな映画作れるよな！
少しネタバレ気味だけど無問題でしょう。
アメリカから帰国した主人公は洒落た時計（シャネルかな？）をつけているし、バーバリーのトレンチコートも着ているので「それなりのセレブかな？」と。でも貯金はほとんど無し。
これはもしかして韓国版『ブルー・ジャスミン』か？ と思ったら全然違った。
橋の下で屈んでタバコを吸ったり、甥っ子（爆笑問題の太田さんと嵐のニノを合わせた様な感じ）がプレゼントを渡すのがゴミ集積場所の前だったり、なんか微妙に変なんだよなぁ。
映画監督役の人はホン・サンス作品の常連みたいだけど、俺には『冬ソナ』の次長、なにより『私の名前はキムサムスン』の料理長の印象が強すぎて、もう観ているだけで笑ってしまう。
ところでこの主人公は本当に余命6ヶ月なのかな？ それにしてはタバコも酒もガンガンいってるし肌艶も悪くない。体調が悪くなったのはまあ事実だろうけど、アメリカから帰国した本当の理由は別にあるような気もするのだけれど？？
もしそうなら、最後の録音を聞いて彼女が大笑いするところも、また違った解釈になるのかな。
正直この映画についてはこんなレビューしか書けないんだけど、他の方々のレビューを読んで「皆さん本当に感受性が高いなぁ〜」と感心しきりでした。唐突に「いいね」をしていたらすみません、でもそれは感心したんです^ ^
現在、ホン・サンス作品をアマプラ等で初期から順番に観ている最中。
（配信で観られない作品は大人買い）
初期のどうしようもないクズ男たちの話が妙に刺さって、この監督の初期作品が大好きかも（笑） おすすめはできませんが。
「どんなインテリ文化人も経済的成功者も下半身には人格無し！」 な作品ばかり...
でも監督の仰る通りなんだよなwww
