片腕マシンボーイ

MADE IN YAMATOの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

MADE IN YAMATO(2021年製作の映画)
2.8
神奈川県大和市出身で大和を舞台に数々の作品を撮っている宮崎大佑監督、その呼びかけで集まった個性的な監督陣による大和舞台のみをルールとした連作なのだが……
監督陣の作家性の色濃い作品が集まるも、全体的に凪っつ〜か、マシンボーイ的には好きな女優さん出ているシーン以外はずっと眠気に苛まれてました

1作目、山本監督のんは冒頭から謎のインタビュー映像が続き、これはいったいなんや?と興味は引き付けられるも、単純に初めて観るこの監督の作風が好みとちゃうし、直前まで観ていた「辻占恋慕」のハイテンションとの高低差に次第に眠気が……隣のおっさんがゴソゴソ鬱陶しくなかったら落ちてたかもね?

2作目、円井わんちゃんの登場にマシンボーイの目はバキバキに復活!するも……「ローリング」とかめちゃ妙な作品で好みやった冨永監督作品らしい不思議な展開にワクワク仕掛けたんも束の間、終盤の凡庸なオチにはガッカリ……、まぁわんわんちゃん可愛かったから良いんやけどもね

3作目、竹内監督のん……そんなとこでダラダラしていたらみっともないでぇ、思っていたら案の定注意されてた!細部まで理解しようとするとなかなか集中力と理解力を要する作品と思うが、わんわんちゃんの出演作が終わった途端にまた眠気が……隣のおっさんがゴソゴソ鬱陶しくなかったら落ちてたかもね?

4作目、5人の監督の中でもマシンボーイが1番好きな宮崎監督のんやし、柳さんや小川あんちゃんも出てっからもちろん目はバキバキに冴える!さらに恐竜さんまで登場して童心に帰るマシンボーイ!まぁ本作も宮崎監督らしい女子のふつ〜の日常ドラマの中にひっそり潜む怪談的おぞましさには惹き付けられるが、先日観た「ヤマト探偵日記」同様にこれから面白くなりそうやん……ってとこで終わった、まぁ柳さん可愛かったから良いんやけどもね

5作目、清原監督のん!この監督も観るん初めてやったけど……この男子ウザ〜以上の感想が湧かなくて、感受性無くてごめんなさい、なった

うん全作総じて言えることは、大和市を舞台にしたオムニバス作品ながら微塵も大和市を良く見せたい、大和市を魅力的に映したい、っつ〜とことはかけ離れた視点で撮っていて面白かったよね
あとは1作でも飛び抜けた傑作があれば良かったんやが……残念