■北方領土、国後島■
ロシアが実効支配する北方領土・国後島の現実を描いたドキュメンタリー。
旧ソ連出身でフランスを拠点に活動する映像作家ウラジーミル・コズロフ氏が、撮影を敢行。
ロシア人島民は、日本人との思い出を振り返りながら、国後島の厳しい現状や島民の様子、政治に翻弄されてきた複雑な思いを語る。
■行政側と島民の意見の大幅な違い〜■
行政側と思われる方は、
「日本が降伏し、終戦した。」
「平和条約は日本側から求めるべきだと思う。」と、
北方領土は、ロシアのものだという確固たる姿勢。
貧困が進み、島民は、生活に音を上げている。
「下水処理もされていなく、汚水を海に垂れ流している。」
「日本人なら下水処理などの技術がきちんとしている。」
「漁業も日本人ならうまくやってくれる。」
「日本人と一緒に住んでいた頃は良かった。」と、
1948年ごろまでの日本人との暮らしを懐かしむ島民。
北方領土に住むロシア人、1948年頃を知っている島民の本音が聞けて良かった。