2021シーズンの5作目。
ヴェルディ中期の名作「リゴレット」の新演出版でした。
回転する舞台により、場面が一転する感じが、映画のようで面白かったです。
また、時代設定を独裁前夜のワイマール共和国としたのも興味深く、アールデコ調の直線的な屋敷で、メタリックなファッションでパーティをしている冒頭のシーンの頽廃的な世界観が印象的でした。
音楽的には、さすがヴェルディといった感じで、主要キャラのアリアや2重唱など、それぞれのキャラがしっかりと活かされていて良かったと思います。
どこかで聞いたことがあるような有名な曲もある有名な作品を新しい演出で見ることができる良い機会なので、劇場の大きなスクリーンと音響で見ることがおすすめです。