2023 08 05
字幕なし全っ然わかんなかった
日本の方はやっぱり原爆の描かれ方に注目すると思うので、あえて「ノーランの新作」という点だけに注目してみよう。
何言ってるか全然わからないのは私のせいだったとしても、「ノーランは会話劇をうまく撮った試しがない。というかうまく撮ろうとした試しがない」ことにもっと目を向けるべきだと思う。個人的な直近観ていた作品がHBO『サクセッション』とデビッド・フィンチャー(& アーロン・ソーキン)作品だったので、『オッペンハイマー』での会話の単調さが余計に気になってしまった。
ノーランは、苦手なことは苦手だし、そもそも全部には挑戦しない作家だと思っている。ミソジニストの頑固親父(言い過ぎ?)。今作はノーランにしてはひたすら会話が多いので、びっくりするほどの高得点はあげられないし、キャリアベストかと聞かれれば首を傾げちゃう。
映像と演出は申し分なし。構成も活きている。あと、みんなルドウィグ・ゴランソンのスコアにも注目してあげてよ、すごいじゃんあれ。
結論、難しい題材ながらも、よくまとまった良作だったと思う。