もう、起きたことやのに
あー、この実験失敗しやんかな。
あー、もっと天気荒れてくれやんかな。
あー誰でもいいからミスって
次の日この爆弾は使い物になりません、
計画失敗です。日本に落とすのやめましょう、って言ってくれやんかな。
という思いが尽きませんでした。
なんか映画の中の人間たちが
すげー喜んでるシーンを見て、
勝手に震えと涙とまらんかったわ。
オッペンハイマーが白い光に包まれて
歓声なのか悲鳴なのかわからん爆音に包まれてるとき、
あ、こいつはふっ飛ばんねんや。
皮膚が剥がれて、周りが黒く焼けこげて、
そんなん見んでええねんや。
ってなんか自分の中の暴力的な思想が身体中を駆け巡って自分の手の甲に爪がゴリゴリ食い込むの抑えられんくてびっくりした。
そこにいる人たちは、目の前の計画を成功させるのに必死やったんやろうけど。
科学者の到達点が、偉業が、
私なんかじゃ到底辿りつかへん賢い人たちが作り出した答えが、
誰かをとことん痛めつけることなんて起きないで欲しいけど
知らん間に今も
そんなことばかりでこの社会は回ってそうでたまらんけど、
たまらんけど、この句読点の続きが思いつかんわ。
自分だって。
ほんま。今まさに子供欲しいなぁとか思てることさえも、お前のその一つの到達点が新たな不幸呼ばんと言い切れるか?というブーメラン飛んできて悶絶なう。。
結果見てからじゃないと
誰にもその判断が正しかったかなんて議論を始めることさえできへんねん。
やったらええやん!て人はいうけど、
結果によっては、取れる責任と取られへん責任があるもんな。