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オッペンハイマーの524のレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.3
メルボルンフィルムIMAXにて。

ノーラン作品でフィルムIMAXを体感するしかないと思い突撃してきました。

リスニング力乏しくあえなく会話シーン展開が想像でしかなくストーリーは雰囲気。敗北。ただ、いい意味で想像とは違って、アメリカでも見てもらいたいし、日本でも公開される意味がある映画な気がする。映像と音楽だけでも食らってしまった。会話からもっと心情読み取れたら…と悔しさが残ります。

ストーリー詳細わからなくてもノーランがこれまでやってきた歴史ものや、実写へのこだわり、カットの展開、構成の全てが詰まってた気がします。圧倒的パワーです。

日本で公開してほしい気持ち半分、グラシネやエキスポシティのようなデカイ箱では上映出来ないのでは、とも思ってしまう一作。

映像の感想ですが、ほとんどのシーンで1.43:1の最大画角に拡大してましたし、絵力えげつないです。
フィルムでしか見れなかったのでデジタルとの比較はできていませんが、フィルムの輪郭ふんわりな感じとドルシネの暗いシーン明るいシーンまで色味がくっきりしてるのが合わさった独特の絵に感じました。
フィルムの揺れやノイズ?が入るのがNHKとかでやってる歴史ドキュメンタリーで本人の映像見てるぽかった。

音響面では、劇伴が今回もくそほど仕事してて、うわ!ハンスジマー好きそうなストリングス使いだ!!?と揚々と見ていたんですが、エンドロールみたらハンスジマーじゃなかったです。すみません、ゴランソンさん。すごくよかったです。(語彙力)


せめて英語字幕でもう一度見たい…
見るのに体力いりますが機会あったら本でも読んでからいこうかな…
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