主人公に憐れまれるように構成しておりかつある種のカタルシスを感じられるエンタメ性があるレベルの高い作品です。
アメリカで売れた理由と賞を取った理由がわかります。
この作品自体がこの作品を受けての感想と同じなんですよね。
最初の理由は何であれ初めてしまえば、自己保身や世間に合わせてそれが倫理的に良くなくても理由をつけて続けてしまい、そして実行したことに対しても言い訳を続ける。そんな人間が当たり前に持つ弱さがこの作品によく表されていると思います。
やっぱりこの作品の原爆描写も原爆投下の成果があると否定しないところもアメリカという国もっと言えば社会の限界、そして人間の限界を示しているように思える。
ハリウッドのメイク能力すごいね、同じ人なのに時間経過がわかる老けさせ方がすごい
