このレビューはネタバレを含みます
初鑑賞。
3時間という長尺ですが話の展開が早く、元からオッペンハイマーの史実に詳しくないので着いていくのに必死でした。
それでもなおノーラン節が炸裂していたので良かった。
冒頭の水溜りに落ちる雨の波紋から始まり、核戦争を予期するオッペンハイマーで締めるという映像の比喩が良すぎた。
オッペンハイマーの初講義で光子についての解説で「矛盾しているが、それで良いんだ」と、ジーンとの初対面での会話の「揺れ動く方がいい」(多分)が、オッペンハイマーの心情を作中を通して暗示しているように思えた。
後は、ロバート・ダウニー・Jrの熱演も素晴らしかった。