まばゆい火柱を見て恐怖と不快感が湧き上がってきたのが､
自分は子供の頃から原爆がどんなもので､何をもたらしたのかを教えられてきて､負の歴史として抱えている国の人間なんだってあらためて思い知ったかんじ｡
戦時中だからああいう成功や歓喜の光景は頷けるけど､汗水垂らして時間とお金を費やして､結果的にたどり着いたものが｢大量破壊兵器｣だなんて｡
科学者の傲慢な競走が生み出した破壊の力｡
戦争と政治が欲する抑止力がもたらした死｡
人の手から生まれて人の手で投下され､何万もの人が消し飛んで焼けただれたんだと思うと､もう上手く言葉に表せない｡
オッペンハイマー､世界を変えてしまった男｡アメリカのプロメテウス｡
キリアン､感情の揺れ動きがジリジリ伝わってきて凄かった｡
キャストいろな人が出ててびっくりする度字幕見落としてた｡大統領とか｡
デイン･デハーンとマティアス･シュヴァイクホファー見れて嬉しかったのと､
個人的にはジェイソン･クラークとってもよかった！
