いっとう

オッペンハイマーのいっとうのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.0
カラーとモノクロを使い時系列を行ったり来たりする構成に、登場人物の会話のラリーが速くはじめはとっつきにくさを感じるが、オッペンハイマーの成功と苦悩、苦難がよく構築されていておもしろい作品だった。研究者時代の天才的な脳内を描くようなシーンや、印象的なBGM、爆発でビリビリと会場が震えるような音響も、映画館ならではの体験としていい。
国際的なリーダーでなければならなかったアメリカという国、そしてその中にあっての政治家、軍人、科学者それぞれの立場についていろいろ考えさせられる。ゲイリー・オールドマン(全然わからなかった…)、マット・デイモン、ラミ・マレック、ロバート・ダウニーJrなど脇役が豪華。あと、若い頃の恋人がエロい。人間は単純なのか?