公開を待ち侘びて待ち侘びてやっと、、！
これから見る人、絶対IMAXで見てください。
まず初めに、「原爆を肯定的に捉えた映画」とは感じませんでした。
直接的ではないけど批判とか皮肉とか核戦争への警鐘を感じた。
安定の難しさだけど、思ってた以上に理解させてくれた。
そりゃSFの方がワクワクするしカッコイイだろうけど、技術と地位を確立させたノーラン監督がこれを作ったという挑戦をめちゃくちゃ評価させてもらいたい（誰）
間違いなく人生の中で印象に残る映画体験の一つになったと思う。。。
予備知識無い、まっさらな状態で見たから、初めは興味を持って（語弊あるかもだけど、なんならワクワクくらいして）見てるんだけど、
日本人だからこそ、特に、ある場面から突如として胸騒ぎがして、怒りとか悲しみとか恐怖が込み上げてくる。
オッペンハイマー自身の葛藤を描くことで伝えるのは勿論だけど、心の本当のところってわからないし、
だからこそ尚更、ノーラン監督ならではの、体の芯まで響く音響を最大限に使って、不安感や恐怖、痛みを感じさせたのはすごいなあと見ながら感心したし、言葉で表しようのない感情による涙が出てきた。
投下後のシーンはパラドックス的というか、、
実験の成功、人々の歓声、祖国の勝利、、っていうレジェンド的なストーリーが表では進行してて、その裏で、絶望、訴え、疑問、恐れ、死、悲しみのストーリーが同時進行してるのよ。それが細かいところとか断片的にとか隙間とかで表現されてるのよねー。凝ってる。深い。。。
3時間近くあるけどもっと見たいって思ったくらいだった。映画館で、IMAXで見て、体験してください！
余談
一昨年ニューヨークに行った際、国連の現地ツアーに参加したんだけど、SDGsとか環境についてはめっちゃ詳しい若者が
「原爆は何回落とされた？」のクイズに間違えまくってたのが印象的。どこに落とされたどころか、何回落とされたかも知らない人がいっぱいいるんだ、、と思った。
メモ↓
物語は二つに分かれてて、交互に同時進行していく。
①オッペンハイマーの学生時代から原爆を完成させるまでのマンハッタン計画と②原爆投下後、スパイ疑惑をかけられ諮問委員会に参加してる場面。からの公聴会？
正直後者は何言ってるんかほとんどわからん。。人間関係のもつれや葛藤があったんやなあレベル。
真っさらな気持ちで見たかったから
できるだけ情報シャットアウトして鑑賞。
