広島や京都は科学者を恨むかね?
観てきました〜
伝記ものとしては面白かったです。
ただ、あくまで戦勝国側の物語なので、Japaneseとして良い気分にはならないです。
上京して結婚して気がついたんだけど、東日本と西日本でだいぶ平和教育の深度が違うよね。
私の地元福岡は、たまたま天気が悪くて原爆の被害を免れただけなので、平和教育はそれなりに盛んだったようです。(中学校区の一部が同和地区だったことも関係ありそうですが)
長崎の被爆者として有名な、赤い背中の少年こと谷口さん。私の小学校の先生が谷口さんの従兄弟でした。先生ももちろん被爆者で、目と半身が不自由な方でした。
東京生まれ東京育ちの夫は「僕は『はだしのゲン』で学んでるから〜」って言うけど、多感な時期に有無も言わさず血みどろのポラロイドを見せられて平和教育されてきた私たちのこと馬鹿にしてるのかと(笑)
原爆投下後の報告シーンで、あれらのポラロイドが鮮明に思い浮かぶか否かでもだいぶ捉え方が変わる映画だと思う。
同じ日本国内の人間だとしてもね。
あと、「ロスアラモスを原住民に返す」発言も、さすが白人様だなと。(多分トルーマンへの意趣返しとしてポリコレ的に"正しい"描写をしたつもりなんでしょうけど、まあ白人様よね)
広島や長崎に所縁のある方々は無理に観なくて良いと思う。
私はクリストファー・ノーランの、いちファンとして観ました。