モフモフモサモサ

オッペンハイマーのモフモフモサモサのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.8
ハシゴのニ本目(前にあの夏のルカ)

ドルビーアトモス仕様。

原爆の父と呼ばれたオッペンハイマーの半生。
とっても内省的な物語(だと思う)。でも重厚でエモくて見応えありました。
上映時間3時間は長いようで短いです。
映像的に直接日本のソレを描いていませんが情報はでてきて、しっかり反核映画と受け取りました。「1回目は…、2回目は…」ゾッとします。

が、個人的にはインターステラー超えず(勝手にノーラン基準)。やっぱりインターステラーがスキなのです。

カラーとモノクロで、時系列と主観と客観入れ替えまくり、登場人物も情報量も多くて、かつ早口、字幕過多で切替えが早くてついてくのが大変、2回目観ないと聴聞会の内容、特にエミリー・ブラントの一瞬の反撃カタルシスが理解できていない😑

観終って思うのは、妬むストローズと彼の関係がサリエリとモーツァルトみたいだなと。で、事の全てを分かってたのはアインシュタインて。何気なくこの方が全てかっさらう。

個人的にはアカデミー作品賞はダークナイトで取るべきだったと思っていますが(作品上限数制限のためノミネートから外されてましたが)、とうとう本作で作品賞取ったノーラン監督。
次からより何でも作れますね。
そしてドゥニ・ヴィルヌーヴ監督同様に次作が楽しみな監督の一人です。
次はどんなジャンルに手を付けるのでしょう。