1日、たぶん1日今、現在を生きないと感想っていう、おこがましいものをかけない映画。
表面的なことからいうと、まず、音がすんごい。“感情”を音で表してて
喜怒哀楽、それに含まれない、言葉に表せないモノを、こっちにも煽って、煽って。
つぎに、途中途中で挿入される、フワワワーン、ニュイーン、シューンみたいな(語彙力不足…笑)映像
視覚で訴える、また抽象的な、でも、映像で観てるから、どこか具体的なモノで。
映画における、自分らの聴覚、視覚をふんだんに、びたびたに満たしてるなって思った。
そして、内容。事前にむずかしいってきいてたから、情報の押し売りみたいな作品かと思ってたんだけど
たしかに、そういうシーンもあったけど、それよりも、こっちの感情をガシってつかんで、めちゃめちゃに振ったり、投げたりして、急に優しくなったと思ったら、めちゃめちゃ上から落として…みたいな作品で。
映画って、辞書的なのと、絵本的なものがあると思うんだけど、この作品は、どっちもやってて
辞書読んでると思ったら、急に辞書についてる挿絵が動き出して。
正直、レビューはかけない。観終わったあと、そー思った映画。なんか、おこがましすぎる。
ただね、観てよかった。ちょっとだけ、世界を具体的にみて、オッペンハイマーさんを知って、感情をいろんなとこに連れてって。
決して“快楽”ではないし、ただの“苦痛”でもない。“共感”もなければ、“反発”も違う。
わからないんだけど、それでも、観てよかった。
その、自分の中の矛盾が、わからない、言葉にできない。むずかしい。
ソレがこの映画の真(芯)のむずかしさ。…だと思ってる笑
I believe we did. でも、I have my reasons.
結局、そこなのかも。
でも、そこだよね。どんな不条理があっても、I have my reasons.って言えるようになりたい。