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オッペンハイマーのAPACHEのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.8
109シネマズ名古屋のIMAXで観賞🎞

第2次世界大戦中、物理学者のロバート・オッペンハイマーは、核開発を急ぐ政府の計画で原爆開発プロジェクトの委員長に任命され、アメリカの国家戦略に巻き込まれていく。しかし、実験で原爆の威力を目の当たりにし、それが実戦で投下され、恐るべき大量破壊兵器を生み出したことに衝撃を受けて..

原子爆弾の開発に成功したことで『原爆の父』と呼ばれたオッペンハイマーの栄光と悲劇を題材に描いた歴史映画。

相変わらず時系列が入り組んでいるノーラン監督作品で、カラーとモノクロの二つの時間軸を行き来しながら主人公の人となりを表現しつつ物語が進むんだけど、わりに大勢の登場人物が現れて言葉を発するので、字幕を追う動体視力と人物を覚えるのが追いつかない😅

ただ、映像はもちろんだけど音響を駆使して表現しているので、音を浴びせられるようなIMAXの劇場で観て大正解だった。

天才科学者の光と闇の表現が、時代が変われば世間の評価がガラリと変わることとか、科学の発展と核の虚しさや無意味さが国家の政治と人の命の優先度の違いで『人を一人を殺せば殺人だけど、百万人を殺せば英雄で、全て殺せば神になる』ってチャップリンが昔の映画で言ってたセリフがしっくりハマった。

人間物語を描きたかったのは分かるけど、あまりにも多い登場人物とその会話劇で3時間の長編は一度観て理解できるような単純な映画ではなく、繰り返し観て理解度が高まるノーラン監督作品特有の難解さの映画でした。

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