私にとっては気持ちの悪い映画でした。
これが米アカデミー会員が選んだ賞なんだ。
原爆を作った男を描く。
学生時代のエピソードを始めに持って来るのはこの映画のミソだったのではないかと思う。1人の命を亡くすのを止められたあの安堵感。
自分の手で1人の命を奪う、それが猛毒と知るので有れば、使える人がいれば可能で有る。
私はこの映画は原爆を作った男の苦悩を描いていると聞いた時から、オウム事件を思い浮かべていた。どちらも全てを救う為に全てを失うかもしれない努力。
この映画を見終わっても、オウム真理教のあの山梨上九一色村のサティアンの絵が頭に思い浮かべていた。
広島・長崎の映像は無くしているので、投下後の世界は全て想像でしかない。
机上の結果よりも現実は厳しいので有る。
赤狩りには驚いた。日本だけのものではなかったのですね。共産主義＝悪 この図式。 敵は近くにいる。
キリスト教を信じる国アメリカのはず。隣人を愛せとは、同胞だけを愛せ！なのですね。それ以外は全て排除なのですね。
人類の基本精神は我が身を愛せ！それでは紛争も戦争も終わらないし、地球は破滅ですね。
私はジーン。普通の精神であれば気も狂い。人に殺されるよりも自死を選びます。
コレを書いていて、ノーラン監督と話がしたくなりました。
