伝記映画でタイムラインをずらしてみせる（お家芸の）意味があるのかとずっと疑問だったものの、映画のラストシーンに何を持ってくるのかわかった所で理解でき、この終幕がベストだなと
最後の表情はなかなか出せない
今この世界で生きている恐ろしさを実感する
結局ノーランって娯楽 エンタメの人だと思っていたので、そういう面ではそれこそラストの上手さと、トリニティ実験のカウントシーンの緊迫感は素晴らしい
ただやっぱり上映時間の長さと複雑な人物相関、重きを置く主題と観てるこちらとの距離感のせいで過去作と比べるとエンタメ映画度は薄い
あくまでオッペンハイマーの主観とストローズとの対立で、赤狩りやスパイ容疑に対して集中力が保てなくなってくる
日本人として鑑賞 体験したことで感じるものは唯一無二で簡単に消費できる物では無い
投下後の足踏み一連のシーンの音作りや表情が本当に悍ましくて顔をしかめる それだけ作りが上手いんだろうな
ルドウィグ･ゴランソンの音楽
ホイテ･ヴァン･ホイテマの撮影
これらはIMAXで体験したい物だけど無理にIMAXじゃなくても良いと思う
とにかく劇場でやってるうちに
配給のビターズエンドには感謝
アカデミー賞後なので雑念は多少あるけど
同情はできないオッペンハイマーの愚かさ
濡れ場 裸のイメージの演出が浮いてる
京都の話と大統領の面会 不快感えぐかったな
まさかのゲイリー･オールドマン
エンディングでタイトルを3回も出したのが少し気になる
気圧のせいか頭がかち割れそうだったので万全の状態でもう一回…いや万全でもきついな
