地獄のような180分
良かったところ
やっと見れた、製作が決まったときから楽しみにしてた作品一時は公開が危ぶまれたけど何とか公開されて良かった
作品は賞レースを総なめにしたのも
納得だった
まずこの作品は最低限でも時代背景と
用語は知識として入れてから見てほしい
そうでない後半の展開についていけない
パンフレットに細かく解説が乗ってるから
映画見る前に買って読んだ方がいいかも
自分もある程度はWikipediaとかNHKの番組とか見て予習したつもりだったけど
それでも難しかった
前半から中盤までの原爆が開発されそれが
使用されるまでの流れをテンポ良く見せてくれる
ゆっくりと原爆開発に近づいていくし
彼の人間性を理解できる
最初の毒リンゴ実験のところや女性関係
なんか見てても人間的にも欠落してる
ナルシストだし承認欲求も強い
原爆を作ったのも良かれと思ってだし
トリニティ実験のシーンは怖すぎた
映像ももちろんなんだけど音がこわい
ここは怖すぎて泣きそうになった
映像で核の怖さを描いていた
彼の流されやすい性格が結果的には良くない方向へと転んでいってしまう
後半は落とした後の話になっていく
英雄なのか悪魔なのかスパイなのかや
彼に様々なレッテルが貼られて行く
ここは色んな人の思惑が展開していくから
難しくてしょうがなかった
白黒の映像とカラーの映像を行ったりきたりするし時系列も行ったりきたりだから
もうついていくのに必死だった
ノーランの圧倒的な演出と編集力で三時間
あっという間だった
観客を無理やり現場に引き込ませる演出は
凄いとしかいいようがない
オッペンハイマーの脳内や彼の見た景色を
追体験できるような作りになっていた
だからこそ後半彼の見る景色は地獄としか
いいようがない
キャストの演技は凄かった
キリアンマーフィーはオッペンハイマーっという人物を完璧に演じきってた
ロバートダウニーJr.はもう凄かったなぁ
白黒でも彼の演技力が伝わってきた
個人的にはラミーマレックがいい味出してて好き
脇を固める俳優人はめっちゃ豪華だし
みんな演技も良かった
日本の描写が云々って騒がれたけど
実際見てみると直接的な描写はないけど
セリフとかでわかるようになってるんよな
政界の人たちはみんな悪として描いてるようにも見えた全員同罪だろうな
あの京都のくだりとかもう笑えん
日本人としては苦しいシーンがあるけど
それでも見る価値はあったし
色んな人に見てほしい
悪かったところ
さすがに後半が難すぎる
時系列とか人物像とか覚えてないと
意味がわからないし覚えていても
おいてけぼりになる
なんかもう会話がムズすぎて解説とか
読まないと理解できなさそう
色んな解説とか見た上で二回目みたい
