10年以上前にに死んだ爺さんと小さい頃花火大会に行った時、遠くで炸裂しばらくして音が鳴る花火を見た爺さんが「原爆のごた」と言った。それこそオッピー的なブラックジョークだと笑ってしまったけど、爺さんがいたのは爆心地から9キロ、ちょうどオッペンハイマーたちがトリニティを観測した距離だったはずだ。
どうなるか分かるからこそ核爆発の光線を背景にただオッピーの呼吸だけが聞こえる空白の時間は恐怖だった。
爺さんが「ブラックジョーク」にするしかなかったあの日の光景を、IMAXとノーランという組み合わせで、ほんの少しだけ体験した気がした。
内容は一言で言えば、ノーランの映像でスコセッシが作った少年マンガ
