青酸カリ注入青林檎投げ捨てのおざなりな撮り方に比べ、フローレンス・ピューの花束ゴミ箱投下の鮮やかさ。投げるアクションの無関心さはキリアン・マーフィーの態度顛末に対応してると好意的に解釈してもいいけれど…だからこそV2ロケットの放物線を幻視する(描かれる)場面が輝く。最終的にキリアン・マーフィー扮するオッペンハイマーとビジョンを共有するトム・コンティ扮するアインシュタインも初登場時の水鳥への餌やり(多分)で見事な放物線を描いていた。
ケイシー・アフレック、映画館で久々に観たな。個人的には『インターステラー』のマット・デイモンみたいな登場の驚き。