初めにこの映画が作られる(キリアンが主演をする)ニュースが出た時からずっと待ち続けてようやく観られたのに、まともな感想が書けそうにない。凄すぎて。
科学者としての成果と倫理観、道徳観との葛藤や、冷戦や赤狩りを背景にした政治的な軋轢が、オッペンハイマー(を演じたキリアン)の壊れそうな表情と幻覚幻聴で表されてる。
とりあえず言えるのは、この作品には少なくとも過去の核兵器の使用を肯定する視点はなかった。と私は思う。
あと、キャスティングが満点。
キリアンは言うまでもなく素晴らしかったけど、ジョシュ・ハートネットとベニー・サフディもすごい良かった。
デイン・デハーンもかなり楽しみにしていて、やっぱり期待を裏切らなかった。
心の底からキリアン・マーフィのファンで良かったと思う。
評価されて然るべき作品に出て、賞賛に値する演技力を発揮してくれて、本当に嬉しい。(こんな内容の作品で使うべき表現かどうかわからないけど、大好きな俳優の活躍は喜びたいので)
