「世界は核の脅威に晒されている」
クリストファー・ノーランが訴えたいのはこの事なのだなと思えました。
日本の原爆投下シーン有る無し論争とかしなくてもよい事で、
ノーラン監督の表現は実際の原爆投下の映像よりもオッペンハイマーが日本に投下された原爆により終戦を迎えた人々の称賛に相反して苦しむシーンあると思う。
オッペンハイマーの心が砕け散っていく様が罪の重さを感じさせる。ここのキリアン・マーフィーの演技も凄い。
クリストファー・ノーラン監督の娘さんの顔が溶けていく事と炭化した人間の死体を出す事で充分わからせている。
戦争が終わることを喜ぶアメリカ市民の様子は、原爆被害を幼少から聞かされて来た日本人として目にするのは辛かった。
しかし日本軍のアジア侵略や映画「パールハーバー」を思い出せば真珠湾攻撃から始まる太平洋戦争の加害者、被害者と云う事でなく、戦争がいかに愚かな事なのか何度でも確認したい。
映画の大半はオッペンハイマーに対する詰問で進むので、オッペンハイマーとストローズ(ロバート・ダウニー・Ｊｒ)の関係やその他の人間関係やその時の政治的な情勢と名前が理解しづらくでウトついてしまった所もある。
配信したらおさらいしよう。
ロスアラモスでは何も知らされず原爆実験が行われて、汚染の被害にあった住民の方たちもいたらしい。(町山智浩の今知るTVでやってた)
オッペンハイマーの原爆開発で終末時計進んだのだろうな。って調べたら
「終末時計は1947年、核戦争の危険性を警告する目的で、米マンハッタン計画で最初の原爆開発に参加した米科学者たちが創設した」
こっからなのか💦
ちなみに2024年は90秒前ですよ😵💫💦
