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オッペンハイマーのayakaのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます



上映時間間違えて遅刻した自分が悪いけど
それでもこの映画のドラマの見せ方は
正直あまり好きじゃなかったかもしれない。

ちゃんと冒頭見直してから全部見て言えよって感じだし自分もその上でちゃんと言語化させたいなと思うのだけど、それでも今なんだろうこの違和感。

端的にいえば「苦悩」の描写がどうしたってあざとくみえてしまうのかもしれないというか
さらに扱ってる内容もあってそれが同時代的にどこか記号的に思えてしまうかもなみたいなこの個人的な体感がすごい違和感なのかもしれない。。

その時代の判断をこっちが追おうとするより前に、それを追わせようとする意図
音響 映像の強度が圧倒的に勝ってて
※特に拍手のとこ
(時間軸ずらして先に教えてくれるのもあって余計に頭が先にわかっちゃって)

したがって最後のやりとりや
妻はじめアインシュタインとの対話の様子がその時のリアルな温度以上のなにか
記号感が強いというか
それを受け止めるこっちより先に
すごいそれが「苦悩」描写であることをすごい伝えられてる感

(ストローズ?の個人的な恨みも
それゆえに原爆後、水爆否定する彼を執拗に排除しようと、ソ連のスパイと示そうとする出来レースの会議の流れも、
原爆で終わると思ってた戦争が冷戦の引き金になってること仄めかしてその責任に怖気付く彼を嘲笑うみたいな米大統領との会話も、
その断片のやり取りやり取りが
すごいどうしても記号的、情報的に終わっていっちゃうみたいな
その重大さを説明されて意味は頭ではわかりつつも、なんか感情は追いつかないなみたいな。従って彼の背負ってた命題も、その判断をした時代も、なんか体感持って受け取れきれないなみたいな)

けど全部ちゃんと見直したら
その時にちゃんと集中してみられるのかもしれないしちょっとこの違和感は自分でもまだわかんない
たくさんごめんなさい。

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1番印象に残ったのは
キティのセリフ
細かには忘れちゃったけど
オッペンハイマーがキティの他にもともと恋愛関係にいた精神学者の人(ジーン?)失って(キティからしたら浮気相手)
その罪悪感に病みかけてる姿に
しっかりしなさいって
言葉ぶつけてるとこ
はすごい印象的だったし
力強いシーンだなって思った

あと彼の生き様で好きだったとこは
科学も政治も
他分野だからとか
自分の立場には関係ないとか遮断するのではなくて1人の人間としてその同時代性に呑まれながらもそれに向かって励もうとしてたところ
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