ノーラン作品については、見る方もIMAX至上主義になるので、毎回万博公園くんだりまで来て、シン・IMAX形式で見るのが通例ではありますが、今回は3Dメガネ不要。まあ、オッペンハイマーが主体の物語とは聞いていたので、終始飛び出すオッピーである必要ないもんな…と納得。
そして初見で観ただけですんなり理解できないのもいつものノーラン手法。事前に予習はしたつもりでも、原爆の父としてのオッペンハイマーの表層的な成功譚だけではない、内郭、外郭の生々しい部分までは全てを理解できず…恐らく、シナリオについては一文も欠かす事の出来ない重要な台詞ばかりなんでしょうけど、私には薄っぺらい理解しか出来ず、何なら会話劇の応酬にスヤスヤしちゃう所も数回…いやもっと…という事なので、1回目の鑑賞だけで理解した部分を評価した結果で、今後何度も繰り返してみる事で、評価の点数は上がると思います。
そんなペラペラレビューに同意頂ける訳も無い事は承知の上、それでもやはり国内最高上映形式で体感する原爆実験のド迫力と恐怖度は過去最高の体感でありました。
次は額縁上映の形式で、本質部分を理解できるようにしたいです。