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オッペンハイマーのgraceのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.1
私たちが生きる世界は、今も正義の名のもの虐殺が行われ、為政者がボタン一つで核を落とせる、人類壊滅の危機と常に隣り合わせであること。改めて思い知らされる3時間。

堅苦しい、誰もが結末を知る史実を、映画のストーリーとしてスリリングに飽きさせることなくまとめ上げた手腕は流石。ノーラン作品には毎度一人くらい思い入れてしまう胸が熱くなるキャラクターがいるのですが、今回は笑っちゃう位いなくて、でもそれこそがこの作品の平和に対する真摯な姿勢の証左だと思う。
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