原爆の父と呼ばれたオッペンハイマーの伝記小説を映画化した本作。
ノーラン映画のファンとして新作を楽しみにする気持ちと、日本人としてオッペンハイマーの人生や史実と向き合う不安な気持ちを抱えながら映画館へ行きました。
脳科学者の中野信子さんの話をYouTubeで聞いていた時に、
「アートと科学は似ている。無駄なことを考えるのが科学。でもアートと大きく異なるのは、技術の基になるということ。」と言っていて、
オッペンハイマーも科学者として物理学を突き詰めたけれど、
原爆投下やそれによって大勢の命が奪われることを望んでいた訳ではない、そうであって欲しいな、と願いながら見ていました。
ずっと小難しい話をされ続ける3時間だったけど、
合間に挿入される爆発のイメージやキリアンの表情のアップ、そしてオッペンハイマーの人間的な部分の描写のおかげで彼の苦悩と葛藤を描いた映像作品として消化できました。
映画館で見られてよかった!!
て言うか家じゃ無理!
シーツを入れて!