まは

オッペンハイマーのまはのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.7
3時間ということもあり内容がとても濃かった。
過去と現在を行き来する形で物語は進んでいく。
カラーの場面はオッペンハイマー視点、モノクロの場面はストローズの視点。
オッペンハイマー自身がユダヤ系ということから、ナチスに核開発で負けることは許されないという使命のもと核爆弾を開発したオッペンハイマーだっだが、広島への投下、水爆の開発など世界を破滅へと導くような兵器の現実、危険性などを知った後では良心の呵責からそれらの開発に否定的になった。
オッペンハイマーのアインシュタインとの最後の会話は、世界が許す時が来るというアドバイスをしたアインシュタインに対して、オッペンハイマーがその世界を自分は破壊してしまったと返したことが、アインシュタインがストローを無視した原因だった。
つまり、自分の悪口を言われたと思ったストローズの勘違い、被害妄想でオッペンハイマーは科学者としてのキャリアを終わらせられたとも言える。
マイノリティに関する描写はあまりなし。
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