めあり

オッペンハイマーのめありのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

トリニティ実験が成功してからの数分間、これまで映画鑑賞の時には感じたことのない感情に支配されて、涙すら浮かんでしまった。
戦争は技術を進化させるというし、ある意味学者・技術者たちにも戦争の被害者の側面があることもわかっている。
だからこそこの感情は、哀しいとか怒りとか悔しいではなく「苦しい」がいちばん近いように思う。
でもこのシーンとそこから湧き上がる感情は立場によって変わるのだろうな。国を跨いだ場合どう感じるのか、という素直な疑問も生まれた。

登場人物も多いし、歴史的背景を知らないと置いてけぼりにされる可能性が高いけれど、最低限の知識 ( といってもその最低限も人により差がある気がするけれど ) があれば3時間があっという間で没頭できると思う。
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