３時間で長いとは知ってたけど、想像してた以上にテンポが良くて、朝イチの鑑賞だったけど全く眠くなる隙も与えないくらい、真剣に観れました。ノーラン監督の中でもこちらの作品は、すごく見やすくて、一般常識レベル（時代背景や世界状況等）がわかっていれば十分理解出来る内容なので、そんなにかしこまる必要もないです。だから、ノーラン初心者でも安心してみれると思います。
こういう、人物にスポットを当てた伝記映画って好きで観てる方だと思うけど、その中でも結構好きなつくりだった。ただただ、その人物のことを作品にして、淡々として終わる作品も多いけど、最初の入りと最後の方の持っていき方とか、後半の見せ方がすごく良かったし、ノーランがつくる伝記映画だとこうなるんだな〜って好感触でした。あと登場人物多いけど、キャストの無駄遣いって感じが全くない！それぞれキャラ立ちしていて、みんな重要人物だった。
原爆や戦争の恐ろしさと言うよりも〝オッペン・ハイマーという1人の物理学者〟を完璧な英雄みたいにせず、生身の人間として悪いところや苦悩した部分も含めて、全部見せてるところも良かったです。
