このレビューはネタバレを含みます
まずカラーの使い方、時間軸の操り方。ノーランらしい作品で好きだった。
内容は言わずもがな。
原爆を作り出したオッペンハイマーの苦悩。
科学者として戦時下で正義を全うするが歓声の中で見える原爆。一瞬の無音と爆音。オッペンハイマーの苦悩と孤独を痛いほど感じた。
科学の行き着く先が人を殺す兵器、地球を滅ぼす兵器でいいのか。「私が破壊したのです。」痛すぎるセリフだった。
作った側と落とされた側。この感覚の差は絶対に埋まることはないからこそ同じ作品でどう感じるのかを発信していくことが必要なのではないかと思う。
科学が適切に使われる世界になりますように。
2024-13