このレビューはネタバレを含みます
疲れる🙄でも3時間半全く飽きず、終始緊張感があって面白かった。オッペンハイマーがハマり役すぎる。
始まり方と、終わり方が良かった。最初は彼の頭の中を覗きに行くような感覚で、最後に答え合わせができたようなスッキリ感がある。
オッペンハイマー率いる科学者たちは、原爆を自分の子のように感じていたように見えた。大変な規模でものすごいお金と労力をかけて、みんなで完成させたもの。きっと、後戻りしようなんて思えない。
オッペンハイマーが署名しなかったのは、「実験したい」「自分たちの発明品を使ってみたい」そんな残酷で純粋な気持ちがあったのかな…と勝手に想像していた。
そして彼がソ連寄りなのは、自殺した彼女のことがあったから…?
そして原爆投下のリストに「京都は入れないでおこう」みたいな会話。あまりにも軽い雰囲気、私的な理由。すごく寒気がした。
全体的に、原爆投下を過ちとして描いていて良かった。大統領ものすごく悪く描かれていたな。映画を見たあとに、大統領役がゲイリーオールドマンだと知ってびっくりした。