このレビューはネタバレを含みます
面白かった。
長い映画だったけど、中弛みなし。
静かに盛り上がる後半も、ラストもすごく良かった。
自分に厳しい。
もちろん失敗する事もあるけど、他人のせいにしない。
時代が変わっても人としての価値観がブレない。
本当に賢い人って、勉強が出来るとかではなく、そういう所なんだな。
勉強する
病んだり、恋もする
時代に翻弄される
魔がさすこともある
持ち上げられて、陥れられる
乗り越える
信じる
信じてもらえる
許す
人生の面白さが経験だとして。
それは、とても賢くて強い人しかもらえることができないご褒美なのかもしれない。
原爆とか戦争というより、オッペンハイマーという人の辛いけど面白い人生の物語だと思いました。
自分のことは許せたのかな。
ほとんどの賢くない普通の人は、あの自意識過剰男のような小さな価値観で生きていく。
もちろん私も。
頭の中が小さい小さい。
賢い人が宇宙の向こうの事を考えている時にも、自分の小さなプライドで頭がいっぱい。
お前のことなんか目に入ってないんだよ。
ああ恥ずかしい。
自分と重なるところもあって本当に恥ずかしい。
賢くも強くもないけど、せめて見るものだけは広げていこう。