この映画を1行でまとめると
「原爆をアメリカの最前線から見たお話」
ようやく鑑賞。長かった…日本上映についてかなり色々大変であったという話は雑誌『screen』より耳に挟んではいたが…なるほど全体としては特に怒髪天を衝く程ではないほどではあるが、きっと関心が高い方にとっては憤死してしまうかもしれない…と言ったところか…
個人的にモノクロ/カラーで時系列と視点を変えるのはさすがノーランって所であるし、開幕の映像の綺麗さもなかなか。広島に何が起こったかというのも短い時間ではあるが、オッペンハイマー自身が鑑賞し、項垂れている、如何にも後悔の念を加速させていますよ的な描写もあった。
一方で、私の冷戦期の理解力が追いついてい無さすぎて些か混乱してしまったところもあった(個人的にはかなり冷戦、ポスト冷戦は詳しく学んでいたつもりであったが…)ので、そこら辺の知識を補完し、原爆投下後のやり取りをもう一度見てみたい。
オッペンハイマーは女好きとして知られているとあったが、特にそんな描写がある訳でない。ただ不貞を働くと言ったところか。セックスの描写が拍子抜けするくらい迫力なくて「House of GUCCI」の机でおっぱじめる人と同じ監督か？ってなった。何故かジーンとだけヌードが多い。本人に対する視点が愛人であるから(？)
日本人は見るべきとあったけれど、内容複雑すぎてオススメ出来るものでもない気はする。
足踏みによる、心拍数を煽るような物が1番怖かったように感じる。
