たいちん

オッペンハイマーのたいちんのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

おもろい

原爆の父、オッペンハイマーの半生を描いた作品。

物理学者のオッペンハイマーは軍から原子爆弾を作るチームのリーダーを任される。それを成し遂げたわけだが、そこで物語は終わらない。

第二次世界大戦は日本の降伏で幕を閉じたが、広島と長崎に落とした原爆のせいで、その後アメリカはソ連との冷戦に突入してしまう。

ソ連に負けないために水爆を作ろうとする軍に対して、ロバートは無闇に手を出していいものではないと協力を拒否する。

核推進派で長官から閣僚を目指していたストローズは、戦争を終わらせた人として強い影響力を持つロバートが邪魔になり、彼がもう干渉できないように、ロバートの弟や妻が元共産党員であることや、そのメンバーと繋がりがあることから、ロバートをソ連のスパイだとして告発する。

すべてストローズの思惑通りかと思われたが、仲間の学者たちが声を上げ、ストローズは結局閣僚にはなれなかった。閣僚への承認に反対したのは、若き日のJFKだった。

話がむずい。誰が誰だかよく分からなくなってしまう。

ロバートの記憶はカラー、ストローズの記憶はモノクロで進んでいく。終盤で全てが合致する。
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