やっと見れました。
新宿の35mmフィルム版。
原爆の父、オッペンハイマー。
とはいえ、彼が具体的に何か小難しい実験をして泥臭く研究開発していった...のような感じではなく、人間関係が主体のストーリー。
時間軸をいじる今までのノーラン作品よりかはまだとっつきやすい(量子物理の歴史を齧ってれば)が、いかんせん登場人物が多くて置いてきぼりを喰らうのは必須。
映画としても説明する気もない(笑)
どうせCGじゃないんだろうなぁ、と思いながら見る核実験シーンは圧巻。
世界を滅ぼすかも知れないと予想されても、その可能性は"ほぼゼロ"とみなして研究者魂を発揮し原爆を作ってしまう人間、そして当時の空気感が伝わってきた気がする。
決して原爆を賞賛している映画ではない。