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オッペンハイマーのgesuのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

もう世界は壊れちゃってたわ。
見たけどさ〜率直に言えば気分は良くないわなー
ノーランちゃんの時系列シャッフル進行はお手のものって感じですが、予備知識なく当事者把握するのが大変、ていうのもいつものことか。
ロバートダウニーJrがトロピックサンダーばりに誰これ感。
話が公聴会?みたいなのと形式上の聞き取り?と過去でめっちゃ入り組んでてこれまた把握が大変。

博士の能力と共産主義的思想と有事のセキュリティクリアランスの食べ合わせの悪さでマットデイモンがもがもがしてんのおもろい。
戦後、宇宙や水爆開発合戦になる冷戦に繋がるだけにね。
つくづく枢軸国と連合国とか現代では意味分からんカテゴリだ。
予算のつき方が戦時中だとすごいね。荒野のど真ん中に街つくっちゃうんちゃうんだから。
核爆弾作るのに実験のために地元を差し出すのは何も思わなかったのか?それも好奇心が勝ったとか?
実験でどエグい結果出してみんな嬉しがってたシーンは、映画上盛り上がるのかもしれんけど未来を知ってるこっちからするとまっすぐ受け取れない。
原爆は戦争終わらせるのに必要だった論は納得いかんよね〜プルトニウムウラン使い分けて軍人じゃなく民間人巻き込みまくってるしなー。
結果は見えていたとは言えあの作戦会議も見てていい気分はしない。京都はいいところ、嫁と行ったし。じゃねえんだよ。

オッペンハイマー自体は純粋な人故に、軍やずる賢い政治屋からは利用しやすかったのかなーっていう印象ですかね。
成果物もらえた段階でポイして(イデオロギーもあれやし)、一生監視下におけばええわ的な。
リベラル思想の元カノがちょっとメンタルがアレな方で、結果(割とズルズルな付き合い方して)自分のせいで…みたいなこと言って落ち込んで現嫁にキレられて…の件は、やられた方はそらキレるわしか出てこない。
爆弾いざ開発成功してから実際使うのは…ってわやわやし出して大統領に遠回しに血塗られてます…言うて返す刀で恨まれるんは作ったやつじゃなくて使った奴やろ!って言われたり罪の意識に苛まれがちなのは分かる。
それでもやっぱり最後まで被害者ぶられてもねーって思ってしまった。
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