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オッペンハイマーのHideのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

シネマサンシャイン池袋、IMAX-GTで鑑賞。
3時間があっという間だった。
3つの時系列も、ストローズパートがモノクロだったのもあり、意外にわかりやすかった。
原爆が完成したあと、オッペンハイマーに対する用無し感がすごい。実際そうだったのだろう。
トルーマンの面会シーンも、本作品のハイライトのひとつと言えよう。
核開発は、元々対ドイツ戦用に行われた事は知らなかった。当時の技術最先国は、ドイツ、ソ連だったので、急ぎ開発する必要があったのだろう。これってもしドイツが降伏しなかったら、日本に原爆は使われなかった可能性もあったのか…と思うと、なんともやるせない。
昔から、アメリカは原爆を使ってよかった、という意見が多いと聞いてはいたが、こうして見ると確かにそうだったのであろう。
投下後のオッペンハイマーの演説シーンは、足踏みなどの効果もあり、ゾワゾワした。
また本作は、サウンドプロダクションが凄い!音楽も良いし、音もすごい。音楽はTENETから引き続きルドウィグ・ゴランソン。不安感を煽るような旋律や、音楽だか音だかわからないようなサウンドが鳴り響くので、いやでも緊張を強いられる。
また撮影もすごい!
CG無しのトリニティ実験を再現した原爆のシーンなんか難しい撮影だったろうに。夜中にあんな爆発シーン撮るなんて、ダイナミックレンジ広すぎだろう。一発勝負だろうし。
それにしても、最後のエンドロールで、ストローズが、ロバートダウニーJr、トルーマンがゲイリーオールドマンだったのには驚いた。全然わからなかったわ!
歴史的なものもあるので、万人にオススメと言うわけではないが、観るべき作品とは思う。
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