号泣した。
まさかこんなところで、自分が自分のことを思っている以上に「日本人」だと感じてると気づくとは。
オッペンハイマーに共感するとか、映画をただエンタメとして見てる観客としてとかより、「日本人」として、実験成功して喜んでいる研究者たちを見て、ただただ「憎い」という感情で泣いてしまった。
少し予習したからか、ストーリーはそこそこ終えた。けど、自分の無知さ、教養のなさを改めて痛感した。
原爆投下の場所を決める会議。
人口の数、死者想定数、ただの“数”でまかり通ってるけど、ちゃんとその数だけの人間がいて、人生があって、命があるのに。
実際に、ああいう会話がなされてたと思うだけで、日本人として、人間として悲しい。
クリストファーノーランの作品の中でも、1番すんなり入ってきた。
「息を飲む」とはまさにこの事か。
